CSV(Comma Separated Values)ファイルは、データをコンマ区切りで表現するシンプルなファイル形式です。C#を使用してCSVファイルを読み込む方法はいくつかありますが、この記事では、基本的な方法として StreamReader
を使用してCSVファイルを読み込む方法を紹介します。
必要なライブラリのインポート
まず、ファイルを読み込むために必要なライブラリをインポートします。
using System;
using System.IO;
CSVファイルの読み込み
StreamReader
を使ってCSVファイルを読み込むためのメソッドを作成します。
public static List<List<string>> ReadCsvFile(string filePath)
{
List<List<string>> data = new List<List<string>>();
using (StreamReader sr = new StreamReader(filePath))
{
while (!sr.EndOfStream)
{
string line = sr.ReadLine();
List<string> rowData = new List<string>(line.Split(','));
data.Add(rowData);
}
}
return data;
}
このメソッドは、指定されたファイルパスからCSVファイルを読み込み、その内容を2次元のリストに格納して返します。StreamReader
を使用してファイルを1行ずつ読み込み、各行をカンマで分割してリストに格納します。
CSVデータの表示
以下は、上記で作成した ReadCsvFile
メソッドを使ってCSVファイルを読み込み、コンソールに表示するサンプルコードです。
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
string filePath = "path/to/your/csvfile.csv";
List<List<string>> data = ReadCsvFile(filePath);
// CSVデータをコンソールに表示
foreach (List<string> row in data)
{
Console.WriteLine(string.Join(", ", row));
}
}
}
このコードを実行すると、指定されたCSVファイルの内容がコンソールに表示されます。
まとめ
C#を使ってCSVファイルを読み込むサンプルをまとめました。
現在業務で使用しているシステムでは、データ連携機能はありませんが、CSVの入出力ができます。そのため、CSVを加工するツールを作成しました。この記事は、その際のメモとして作成されています。
ただし、この記事ではCSVを読み込む方法についてのみ説明しているため、別の記事でCSVの操作方法についても詳しく解説します。
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